12日に東京・後楽園ホールでプロデビュー戦を控える警官プロボクサー杉田大佑(29=ワタナベ)が6日、都内の所属ジムで記者会見に臨んだ。

 ジムボーイ・ロサレス(フィリピン)とのスーパーバンタム級6回戦を控え「もともとプロ志望だった。警察官との二足のわらじですが、1つ1つ一生懸命やっています。しっかり仕事をしながら活躍できるように頑張りたい」と抱負を口にした。

 会見に同席した渡辺均会長は「日本チャンピオンにしたい」と期待を寄せた。

 1月14日のプロテスト合格(B級)時は警視庁第3機動隊員だったが、先月26日付で玉川警察署に異動し、交番勤務になった。職場が変わったものの、きっちりと節制。体重もリミットまで残り1・5キロだという。元アマエリートで東京農大時代は元世界3階級制覇王者井岡一翔氏と同期。昨春に偶然、品川で対面しプロ転向の決意を告げると「頑張れよ」と激励されたという。

 今年2月には智実夫人(28)との間に次男丈(じょう)くんが誕生したばかり。試合当日は長男勇気くん(3)も来場しないものの「父として責任感を持ち、感謝の気持ちを忘れずに戦いたいと思う」と意気込んでいた。

 なおリングネームは「杉田ダイスケ」になる予定だ。