IBF世界スーパーバンタム級3位亀田和毅(27=協栄)が挑戦表明した。

 同級王者岩佐亮佑(28=セレス)に3-0の判定勝ちして喜ぶ同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)めがけて、試合後のリングに直行。「俺が次に挑戦する」と名乗りを上げたが、プロ6年目で初の世界王座戴冠の歓喜に浸る新王者ドヘニーに「いまは自分の瞬間だ。邪魔だ、出ていけ!」と一蹴された。手で突き飛ばされ、その後は関係者の制止を受けて退散した。

 弟の行動を見ていた亀田興は、「これから交渉じゃないですか。面白い試合になる。和毅も自信ある。早いところ(世界戦を)組んであげたい。いろんな選択肢はあります」と説明した。

 試合後の控室で経緯を説明したドヘニーは、「殴られなくて幸運だったな」と皮肉に笑い、今後の対戦の可能性について聞かれると「誰でも戦います」と述べた。