元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(42=ロシア)が同級GP決勝で35秒殺で敗れた。ベラトール現ライトヘビー級王者ライアン・ベイダー(35=米国)の左フックをアゴに浴びてダウンを喫し、開始35秒、KO負けとなった。07年までPRIDEを主催したDSE代表で現RIZINの榊原信行実行委員長(55)は会場視察したことを自らのツイッターで報告。「1つの時代の終わりを強く感じるとともに、ヒョードルとの沢山の思い出が一気に蘇りました」とつづった。PRIDEのシンボルでもあったヒョードル秒殺敗退は、時代の経過を象徴する結末だった。

ベラトールとRIZINとは提携関係にある。またヒョードルも12年6月には1度引退を表明した後、現役復帰の場として選択したのが15年大みそかのRIZINだった経緯もある。「少し休養を取ってから今後を考える」と話していたヒョードルの進退に注目が集まる。