<全日本:東京大会>◇25日◇東京・後楽園ホール◇1800人

 新世代軍が8人タッグ戦で超党派軍を撃破した。3冠挑戦を訴え続けてきた新世代軍の諏訪魔が、味方の援護を受けて3冠王者の鈴木みのるを捕獲。真田聖也の岩石落とし、浜亮太のリョウタハマー、河野真幸のジャンピングニーを浴びてフラフラの鈴木に対し、諏訪魔は最後にラストライドを決め、現王者を粉砕してみせた。

 戦前、鈴木から3冠挑戦を認める条件として「オレから(フォールを)取ってみろ。もしオレから取られたら新世代軍は解散だ」と突きつけられていた。まさに切羽詰まった状態で約束通りのフォール勝ちを奪った諏訪魔は、これで8月29日の両国大会での3冠挑戦が決定的になり「最後はかなり追い詰められたが、みんなのおかげで取れた」と新世代軍メンバーに感謝した。

 またカナダで修行中だった征矢学が新世代軍メンバー入りを表明。8月中旬から本格的に全日本マットに戻ることが決まった。