<プロボクシング:日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆2300人

 王座返り咲きを狙った挑戦者の福島学(花形)だったが王者芹江匡晋(伴流)に敗れ、試合後に現役引退を表明した。元東洋太平洋、日本同級王者の福島は、02年に世界戦も経験した実力者。35歳での挑戦に敗れた控室で、福島は「年齢は関係ないってやっていたけど、反応とか見てる限り衰えているのは間違いない。あのボクシングのレベルじゃ、上は目指せませんし、ぶっ壊れる前に…。もちろん悔しさは残るけど、自分の中では思い切りやれてよかった。最後にチャンスをつくって下さった会長に感謝します。応援してくれた方々にも心から感謝しています」と引退を表明した。今後は白紙とのことだが「何でもやれる自信はあります」と顔を上げた。

 福島の戦績は36勝(20KO)11敗4分け。