<新日本:G1クライマックス>◇5日目◇12日◇宮城・仙台サンプラザホール◇観衆2000人

 ノアから参戦の潮崎豪(28)が、プライドを捨てて勝負に徹し、ジャイアント・バーナード(36)を破った。198センチ、150キロという規格外の巨漢を相手に、得意のラリアットが2連続ではじき返されるなど苦戦。力勝負をあきらめ、最後は小包固めで3カウントを奪った。これで勝ち点を6に伸ばしてBブロックの首位に並んだが、納得がいかない様子。「逃げたようで悔しい。点数では勝ちは勝ち。でも、人間として負けてしまった」。試合後は敗者のように、反省の言葉が口を突いて出た。