<新日本:山本小鉄追悼大会>◇3日◇東京・後楽園ホール◇1950人

 IWGPジュニアヘビー級選手権試合では、タッグとの2冠を持つプリンス・デヴィットが、DDTを主戦場にするケニー・オメガを破り、2度目の防衛に成功した。自分と同じく飛び技が得意な相手に対し、果敢にトペコンヒーロを決めて優勢に。カナダ式背骨折りで背中を痛めながらも、ダイビング・フットストンプ2連発でペースを取り戻した。さらに延髄切り、ブラディ・サンデーと畳み掛け、17分29秒、体固めで快勝した。

 8月28日に死去した山本小鉄さん(享年68)を追悼する興行で、メーンを飾る責任を感じていた。「追悼大会ということで、山本小鉄さんにこの試合をささげたい。すばらしい試合ができた」。試合後には邪道、外道から挑戦表明を受けて受諾した。26日の兵庫大会(神戸ワールド記念ホール)で田口隆祐と組んで、初防衛戦に挑む。