<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇4万2000人

 「ミスターIWGP」永田裕志が、鈴木みのるとの一騎打ちを制した。07年1月4日の東京ドーム大会で行われた3冠ヘビー級選手権以来のシングル対決。当時、3冠王者だった鈴木に裸絞めで負けた永田だが、今回は鬼気迫る勢いでビンタ、エルボー、キック合戦を展開。意地の張り合いのような攻撃の応酬が続いたが、最後は岩石落とし固めでフォール勝ちした。

 4年越しのリベンジを果たした永田は「(鈴木は)一番、燃える相手。日本マット界で私情をはき出せる相手。かみ合わない試合を制したから強気になれるかな。これからは枠の超えた戦い、石を投げて波紋を広げるようなのもありかなと思う」と2011年の抱負を口にした。