09年に引退した元K-1MAX世界王者の魔裟斗氏(32)が7日、東日本大震災の復興支援のために“現役復帰”した。この日、都内の六本木ヒルズアリーナで、UFCファイター山本“KID”徳郁(34)らとチャリティーイベントを開催。ヘッドギアとレガーズを装着し、特設リングで緒方健一、安広一哉とエキシビションマッチを行った。約1年4カ月ぶりのリングだったが、ブランクを感じさせない鋭い打撃に来場者から歓声が上がった。魔裟斗氏は「被害が広がっていく中で、何かできることはないかと考えた。格闘技のおかげで今の自分がある。格闘技で力になれれば」とあいさつした。同イベントの観戦は無料で、会場では被災地の岩手から駆けつけた平野仁ら格闘家とともに募金活動も実施した。