<ゼロワン:レスラーズ>◇23日◇東京・後楽園ホール

 昨年2月にデビューした横山佳和(23)が師匠・大谷晋二郎(38)と初のタッグを結成して崔領二(30)佐藤耕平(33)組と対戦した。

 世界ヘビー級王者の崔、インターコンチネンタルタッグ王者の佐藤、メーンイベンターの2人に蹴りまくられて人間サンドバッグ状態の横山だったが、途中、意地を見せて反撃。意識もうろうとして、大谷にまでスピアー(タックル)を食らわす奮戦を見せた。

 最後は崔の那智の滝(直下式ダイビング・フットスタンプ)で、20分50秒に体固めに敗れた横山。「興奮して、大谷さんにまでスピアーを出してしまってびっくり。まだまだ、崔さん、耕平さんにはかなわないけど、道場で稽古して1歩でも近づく」。大谷も「こんな鈍臭い野郎だけど、こういうやつがゼロワンの若手にいることを誇りに思う」と話した。