<新日本:ニュージャパン

 ソウル>◇3日◇東京・後楽園ホール◇1950人

 メキシコ遠征の中邑真輔(31)とプエルトリコ遠征のヒデオ・サイトー(29)が、8人タッグマッチで凱旋(がいせん)試合を行った。2人は飯塚高史(44)矢野通(33)と組んで、キング・ファレ(29)井上亘(37)永田裕志(43)天山広吉(40)と対戦。

 プエルトリコで正統派の平沢光秀からホームレスレスラーに変身したサイトーは、6月18日の大阪大会で試合終了後に師匠の永田を襲撃してヒール転向をアピール。この試合でも、勝負を度外視して永田に突っかかる。観客席にまで引きずり込んで、チョーク攻撃を繰り返した。黒のオーバーマスクで入場した中邑もラフファイトを展開。最後は中邑がファレにボマイェを発射して12分57秒、フォールを奪った。

 試合後のサイトーは、態度を一変。「アー、疲れた。永田さんにチョーク?

 何を言ってるの。俺をここまでにしてくれた恩人でしょ。そんな失礼なことやるわけがない。尊敬の念しかない」とうそぶいた。