<全日本:サマーアクションシリーズ>◇31日◇名古屋・愛知県体育館◇3250人

 世界ジュニアヘビー級選手権は、KAI(28)が前王者の稔(38)を破って初防衛に成功した。24分25秒にスプラッシュプランチャから、片エビ固めでフォールを奪った。

 当初はKAIが稔の王座に挑戦する予定だった。それが、スーパー・ヘイト暴行事件にかかわり、稔が王座を返上。近藤修司(33)との王者決定戦に勝って、KAIがベルトを巻いていた。それだけにKAIは「最強の稔選手にギリギリで勝てて、本物の王者になれた。王者としての第1歩を踏み出せたんだと思う」と笑顔を見せた。

 試合終了と同時に、大和ヒロシ(27)がリングに上がり、KAIに対して「お前はおれにとって同期であり仲間だ。そしてライバルでもある。次は、このおれが挑戦する」とアピール。KAIは握手して、受諾の意を表した。