31日に東京・日本武道館で2度目の防衛戦を控えるWBA世界バンタム級王者亀田興毅(24=亀田)が2日夕方、合宿先フィリピン・マニラに出発した。1週間程度の滞在予定だが、集中的にスパーリングを消化する予定だという。対戦相手となる無敗挑戦者ダビド・デラモラ(23=メキシコ)との試合を想定した実戦的な練習に入る。興毅は「ここまでずっと下半身の強化だけをやってきた。これからは実戦やな。とりあえず毎日、スパーリングして、あと1カ月で戦う力を身につけんとあかん」と話した。

 また出発前には、同じ日に同じ会場でダブル世界戦として開催されるWBA世界フライ級4位清水智信(30=金子)の3度目の世界挑戦(WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ)の会見にも同席。「2人とも日本-メキシコやし、メキシコ人は強いけど、お互い良い試合をやって頑張りたい」とエールを送った。