渋谷シュウ(31)が復帰戦で主役となることを宣言した。女子プロレス団体WAVEの渋谷と植松寿絵(37)が25日、WAVE後楽園ホール大会(28日)をPRした。

 右ヒザ前十字靭帯完全断裂で昨年8月から欠場していた渋谷は、約1年1カ月ぶりの復帰戦でAKINO(37=フリー)と対戦する。デビュー戦や記念試合など節目の試合で対戦してきた相手だが「新しいプロレス人生のデビュー戦」として指名した。「1年間リングの外からWAVEの試合を見てきた。早く試合がしたくてゾクゾクしている」と心待ちにしながらも「今のWAVEの中で、今後は自分がどう関わっていくのか。そのためにも大会の中で一番印象に残る試合をしないといけない」と気を引き締めた。

 植松は輝優優(らん・ゆうゆう)と組み、紫雷美央、紫雷イオ組、マリー・アパッチェ、ファビー・アパッチェ組と3WAYマッチで対戦する。「変則ルールは得意」な植松輝だが「100%ジャパニーズスタイルの私たちにとってルチャは苦手」とメキシコから参戦するアパッチェ姉妹を警戒。しかし、前哨戦で紫雷姉妹からリングアウト勝ちを狙われた際に「私たちが弱かった頃、勝つために使っていたのが場外(リングアウト勝ち)。紫雷姉妹は挑発のつもりだったかもしれないが、おかげで植松輝の原点を思い出した。ファンの方も『決めるぞ!

 場外!』のかけ声をお願いします」と、GAEAジャパン時代の十八番をエストレージャ(メキシコのスター選手)相手に復活させることを示唆した。