大仁田厚(54)が12日、8月26日の電流爆破マッチで戦った曙太郎(43)にエールを送った。曙は8月30日に急性肺炎の診断を受けて入院、今月7日に退院した。「おい、曙さんよ。まずは退院おめでとう。まだ復帰まで時間がかかるようだな」。2日には、曙の代わりに長野の信州プロレスに参戦した。「ポーゴさんの興行の熊谷大会とダブルヘッダーだったけど、ハプニングを楽しませてもらった。それもプロレス、それも人生じゃ。試合では張り合っていても、困った時はお互いさま。何も気にすることはない。お前さんの代わりに、このオレがファンの声援を浴びてきた」と笑った。

 現在は都内の「ニチイ渋谷校」でホームヘルパー2級資格の年内取得を目指して学んでいる。「曙が帰ってくるまで、いくらでも尻ぬぐいしてやる。だけど、まだまだ要介護になるには早いだろう」。電流爆破の後、曙は「楽しかった」と振り返った。大仁田は「欠場して、電流爆破の奥深さが分かっただろう。『1回勝ったぐらいで終われない』とお前さんが言った通り、ここまでは大相撲では序ノ口。俺とお前で日本全国電流爆破ツアーじゃ!

 そして、俺がプロレスラー曙の潜在能力を、もっと引き出してやる。お前がボロボロになったら、その時はオレがフンドシだって代えてやる」とエールを送った。