都内事務所にて、浜田文子が自身の15周年興行「Aventurera」(アベントレラ=スペイン語で冒険の意味)の全カードを発表した(8月9日東京・新宿FACE

 午後6:30)。

 第1試合で文子と対戦する乞食(666所属)について、「なぜ自分の15周年でこのカードなのかをずいぶんいろんな人に聞かれました。これは自分が10年ほど前、道を歩いていた時、おなかがすいている人がいて、可哀そうになってしまい、ごはんを買ってあげたんですね。そのときにその人を元気つけるために「自分はプロレスラーです。見に来てくれたら楽しい気持ちになれると思いますよ」と励まして別れたことがあったんです。そうしたら、知らないうちに選手になっていて、昨年自分が666の大会に参戦した時に再会したんです。それで『だったら勝負しますか』ということになって、今回のカードになりました」と説明。

 またセミで対戦するグラン浜田VS華名戦について、「俺は女子との対戦はシングルで娘とやったくらいでほとんどないけど、40年現役でやってきて、まだまだ勉強になる事があればと思い、引き受けた」と文子の父・グラン浜田は心境を語った。そして最後に「女子と思わずガッチリ戦う」と華名の前で宣言する場面も。そして華名は「グラン浜田さんとシングルをやることは光栄です。私は藤原組長の孫弟子でもあり、その理念も直接叩きこまれているので、この戦いで藤原イズムをぶつけたい」とコメントし、早くも開戦ムードとなった。

 文子はメインでも登場し、アジャコング&山縣優と組み、GAMI&AKINO&Leon組と対戦する。同大会のサポート役でもある山縣は「自分は文子さんとアジャさんとのトリオをずっとやりたいと思っていた。組む機会は今までなかったけど、この話を聞いて夢がかなうと思った」とやる気は十分。文子も「自分の故郷であるアルシオン出身の6人にしかできない試合を見せる」と気合を入れた。

 また会見終了直前に勇気彩が突然乱入。「文子さんが自主興行をやると聞きました。自分はこの大会に入っていません。自分の進みたい道は文子さんに弟子入りすることです。だからこの大会に出させてください」と土下座して懇願。文子、山縣ともに困惑したが、熱意を感じ取り、「出る方向で考えるけど、今すぐに決めることは出来ないので、カードは当日発表にする」と、回答。急遽、勇気の参戦も決定した。勇気の“弟子入り”志願は実を結ぶか??