日本人最速の6戦目で世界王座を獲得した、WBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(20=大橋)が7日、王座奪取から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見を行った。

 テレビ出演などで、1時間程度しか寝ていないとしながらも「家に帰って試合の映像を見て、王者になったんだと実感がわいてきた」と笑顔。3回終盤に、左太もも裏をつるアクシデントがあったが「足を使えない中で勝てたのは今後のプラス。さらに上のステップに行けるように頑張っていきたい」と話した。次戦は未定も、大橋会長は減量苦も考慮し、階級を上げる可能性も示唆した。

 また、KOで3度目の防衛に成功した同フライ級王者・八重樫東(31)は「プランを立て過ぎて中途半端になってしまった。器用貧乏にならないようにしていきたい」と反省した。V4戦は、39戦無敗の同級1位ローマン・ゴンザレスとの対戦が決定的となっている。