<ノア:東京大会>◇23日◇東京・後楽園ホール◇2100人

 WWE2連勝で勢いに乗るGHCヘビー級王者森嶋猛(29)が、9月6日に東京・日本武道館で同王座に挑戦する佐々木健介(42)との前哨戦を勝利で飾った。タッグマッチでモハメドヨネ(32)と組み、佐々木、起田高志(27)組と対戦。8分31秒、起田から片エビ固めでフォールを奪ったヨネを好アシストした。佐々木とはラリアットの応酬など、強烈な肉弾戦で場内を沸かせた。「力、経験、キャリア、全部おれよりも上回っている。そういう人を倒していかないと王者の意味がない」と3度目の防衛に気合を込めた。

 18日にプロレス世界最高峰の米WWEローに電撃参戦。チャーリー・ハースをたたきのめした。翌19日には同スマックダウンでジェイミー・ノーブルを撃破。米国ファンに強烈な印象を残して帰国。杉浦貴(38)との初防衛戦で損傷した右足首靱帯(じんたい)も完治した。「今まで培ってきたすべてを出して真っ向勝負をしたい」。心身ともに万全の状態で佐々木の挑戦を迎え撃つ。