元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(32=ロシア)が、早ければ7月にも「DREAM」に参戦する可能性が出てきた。29日のDEEP有明大会(東京・ディファ有明)での青木真也(25)とのエキシビションマッチ出場のため28日に来日し、都内で会見した。同席したマネジャーのワジム・フィンケルシュタイン氏は「7~8月をメドに次戦の交渉をしている。日本で行う可能性がある。交渉している」と明かした。

 この発言に対してDREAMの笹原圭一イベントプロデューサー(EP)も「やるとすればタイトル戦ではなくワンマッチ。相手にはK-1のヘビー級の選手も考えている」と交渉の事実を認めた。実現すれば、07年大みそか「やれんのか!」の崔洪万(韓国)戦以来約1年7カ月ぶりの日本での試合になる。この日、ヒョードルは「1週間前まで山ごもりをしていてコンディションは良好」と好調宣言。青木とのエキシビションマッチについて「青木さんは世界でも最強の1人。体重差があるが、美しい試合をしたい」と意気込んだ。【塩谷正人】