ノアのGHCジュニアヘビー級王者KENTA(28)が、右ひざの重傷で長期離脱する可能性が高くなった。28日の新潟大会ジュニアヘビー級リーグ戦の鈴木鼓太郎戦で、肩車された状態を振りほどいてリングに着地した際に右ひざを激しくひねり、試合続行できずにレフェリーストップ負けした。29日に神奈川県内の病院で診察を受けた結果、右ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂および外側半月板損傷と診断された。ノアは同日、31日の東京・JCBホール大会の欠場を発表した。

 ノアは3月に丸藤正道が同靱帯(じんたい)を断裂して全治9カ月と診断されていた。西永秀一広報は「手術は避けられない。丸藤選手と同じ状態なので、10カ月前後はかかるかもしれない」と話した。KENTAは今年3月にGHC同級王座を獲得し、3度防衛に成功している。今シリーズの同級リーグ戦でも優勝候補の筆頭だった。故三沢光晴さん亡き後の団体のけん引役として期待されていただけに、またしてもノアに衝撃が走った。