<プロボクシング:女子東洋太平洋スーパーフライ級10回戦・没後7年白井義男追悼試合>◇18日◇東京・後楽園ホール◇観衆1450人
王者山口直子(32=白井・具志堅)が初防衛した。前日計量で2キロオーバーしたジョミュシン・ギャットノーウォー(20=タイ)に3回1分30秒でTKO勝ち。連続KO勝利を7に伸ばし、17日に2度目の防衛を果たしたWBA女子世界スーパーフライ級王者の天海ツナミ(25=山木)への挑戦を希望した。女子東洋太平洋ライトフライ級王者の菊地奈々子(35=白井・具志堅)は4回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。
怒りのラッシュだった。3回に山口の強打が爆発した。30秒すぎに左右連打でダウンを奪うと、立ち上がってきたジョミュシンに再び襲いかかった。2度目のダウンを奪うとレフェリーが試合を止めた。
試合後は「私は減量がきつかったのに。許せない」と憤った。相手は計量で2キロオーバー。それでも「負ける気はしなかった。体重でハンディがあるかなと思っていたけど、思いをぶつけてやろうと思っていた」。試合前には日本人最初の世界王者で元世界フライ級王者の故白井義男氏の妻登志子さんから激励を受け「没後7年の節目に女子のメーンで興行ができて良かった」と振り返った。
次戦は「スーパーフライ級かフライ級(の世界王座)に挑戦したい。チャンスがあればいつでも」。日本人王者の天海ツナミの名前を挙げて「倒されるか倒すかの打ち合いになって、絶対おもしろい」と笑顔で話した。【保坂恭子】

