【米ハワイ5日(日本時間6日)=藤中栄二】総合格闘家の石井慧(23=アイダッシュ)が、オーストラリアのビッグイベントから出場オファーを受けたことが分かった。元PRIDE、元UFC戦士が集結する「IMPACT

 FC」で7月10日ブリスベーン大会、同18日シドニー大会のいずれかの出場を打診された。5月15日にニュージーランドの興行で快勝したこともあり、南半球での知名度も急上昇したとみられる。

 ブリスベーン大会にはバーネット(米国)をはじめ、PRIDEで活躍していた元UFCウエルター級王者ニュートンらが参戦。シドニー大会もPRIDE、UFCで活躍したシャムロック(米国)ヒーゾ(ブラジル)ブスタマンチ(ブラジル)カーン(カナダ)らが名を連ねる。知名度のあるファイターに選ばれた形の石井は「UFC、ストライクフォースの目にとまりたい」と出場に前向きな姿勢だ。

 一方で国内復帰も一気に現実味を増した。4戦目から一夜明け、国内契約を結ぶSRC向井徹社長と会談。8月22日予定のSRC14か、10月31日予定のSRC15(ともに両国国技館)のいずれかに出場することで合意した。当初、対戦を希望していた藤田和之は09年大みそかのオーフレイム戦でのダメージが懸念され、相手から外れたという。向井社長は「ふさわしい相手で、日本人、外国人問わずに考えたい」と説明。国内外で石井の期待度は高まるばかりだ。