東日本ボクシング協会が「暴力団等排除対策協議会の設立準備委員会」を立ち上げることを決めた。12日、都内で行った理事会で承認した。メンバーは同協会理事から5、6人で構成され、近日中に選定される。

 ボクシング界は07年から暴力団排除の対策をしてきた。日本ボクシングコミッション(JBC)が各プロモーターに暴力団の集団観戦禁止や関係者IDの配布禁止などで協力を要請するなどして、効果を上げてきた。今回、協議会が設立されて約款が整理されれば、暴力団排除対策に強制力が出てくることになる。東日本協会の大橋秀行会長(45)は「さらに気を引き締めていきたい」と語り、JBC安河内事務局長は「一緒にやっていきたい」と話していた。