<プロボクシング:WBA中南米ライト級王座決定戦10回戦>◇7月31日(日本時間8月1日)◇米ネバダ州ラスベガス

 元2階級制覇王者ホルヘ・リナレス(24=帝拳)が3年ぶりの米国リングで成長を見せた。リカルド・フアレス(30=米国)を3-0の判定で下した。

 攻撃面では左ジャブを中心に主導権を握り、5回に左アッパーでダウンを奪うなど終始圧倒した。防御面も練習通りに右のガードを固め、相手パンチを殺し続けた。6度の世界戦を経験する強敵相手にジャッジ2人が9ポイント差の完勝だった。リナレスは「世界戦じゃないけど素晴らしい試合ができてうれしい。左アッパーは素晴らしくて自分でもびっくりした」と笑顔を見せた。

 次戦はWBC世界スーパーバンタム級王者西岡(帝拳)のV5戦が行われる10月24日(東京・両国国技館)の予定で、対戦相手は未定。リナレスの戦績は29勝(18KO)1敗。