24日にがんのため母裕美子さん(享年55)を亡くした前WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(29=真正)が28日、神戸市内の所属ジムで練習を再開した。ジムの山下正人会長は精神面も考慮して今週いっぱい休ませる方針だった。ただ長谷川は世界2階級制覇がかかるWBCフェザー級王座決定戦(愛知・日本ガイシホール)が11月26日に控えており、悲しみに包まれた告別式から、わずか中1日で再始動した。練習は非公開で、スパーリングはせず、シャドーボクシングやサンドバッグ打ちなど、軽めのメニューにとどめたもよう。11月1日には所属ジムで公開スパーリングする予定だ。