WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチが26日名古屋で行われる。

 前WBCフェザー級王者粟生隆寛(26=帝拳)が習志野高の先輩でJ1名古屋のFW玉田圭司(30)に来場のラブコールを送った。粟生は21日、同級王者タイベルト(ドイツ)戦(26日、愛知・日本ガイシホール)に向け現地入りし、名古屋市内で練習を公開。ミット打ちなど約20分、軽めのメニューをこなした。

 粟生は前日20日に先輩玉田が名古屋をリーグ初優勝に導く決勝弾を決めたことに「縁を感じるというか、僕にも流れが来た感じ」と笑顔。世界戦翌日に名古屋はアウェー磐田戦だが、同じレフティーで「持っている」先輩の勝負強さにあやかるべく「ぜひ来てほしい」と2階級制覇への「好アシスト」を期待した。

 この日、粟生が着用したオリジナルTシャツには、金の星が腰に勝利数と同じ19個、胸には大きな星が1個輝いていた。「胸のは20勝目です。次は僕の番。もちろん、決めます」。玉田のように、粟生も大一番できっちり結果を出す気構えは十分だ。【浜本卓也】