<新日本:大阪大会>◇18日◇大阪府立体育会館

 新日本のIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(34)が自己最多5度目の防衛に成功した。18日、大阪府立体育会館での王座戦で、挑戦者・後藤洋央紀(31)を下した。後藤が王座奪取のため開発した新技の裏昇天を浴びたが、最後は必殺のハイフライフロー2連発。過去シングル5戦全勝だった相手に王者らしさを発揮した。「後藤の技には全部気持ちが乗っていたが、王者だから受け止められた」と充実の表情を見せた。

 試合後は乱入してきたタッグ王者バーナードから挑戦状をたたきつけられた。「いいけど、俺はタッグのベルトもほしいんだ」と条件を突きつけ、パートナーに後藤を指名。棚橋コールに乗せてエアギターを披露した王者は「バーナードは俺が初めてベルトを取った時に戦った相手。進化を見せつけてやりますよ」と自信たっぷりに語った。