初ずくめマッチをド派手に飾ったる!

 WBC世界ユース・バンタム級王者亀田和毅(19=亀田)の初防衛戦(8日・九電記念体育館)の調印式が6日、福岡市内のホテルで行われた。和毅にとって国内初タイトル戦、初メーン、初福岡と「トリプル初」の試合に「お客さんが喜ぶ試合したいな」と気合十分だ。

 将来有望なボクサーのために創設されたユース王座は、日本ボクシングコミッション(JBC)が5月に認可したばかり。福岡市内の高級ホテルの一室は、世界戦級の調印式の舞台が設定された。見守った兄のWBA世界バンタム級王者興毅(24)が「ほんまに世界戦みたいやな。すごいやん」とつぶやいたほど。その晴れやかな席で和毅は、堂々と主役を演じきった。

 今月12日に20歳の誕生日を迎える和毅にとって、10代ラストマッチとなる。「10代最後で世界(戦)近いと思うし、カウントダウン入ってるし、出せるもん出していく!」。初メーンを飾り、3兄弟世界王者の夢実現へアピールする。