10年1カ月ぶりに復活する前田日明代表(53)率いるリングスの東京大会(3月9日、東京・後楽園ホール)の対戦カードが14日、都内で発表され、2年前に引退したK-1戦士・小比類巻太信(34)が、総合格闘技デビューを飾ることが明らかになった。

 小比類巻はK-1MAX日本代表決定トーナメント3度優勝など活躍、10年3月に引退した。「中学生のころ前田さんに憧れて、リングスに入ろうと思っていた。2年間試合をしていないけど、総合格闘技をやりたいと思っていた。打撃を生かした戦いをしたい」と話した。

 リングスは02年2月の休止以来の復活。前田代表は「小比類巻は足が折れているのを隠して試合に出場していた男。武人です。センスはある。リングスで新しいものを刻んでいって欲しい」。新たにグラウンドでの打撃が許され、DREAM、DEEP、UFCなどとほぼ同じルールになった。【小谷野俊哉】