元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(27=帝拳)が、世界王座奪回へ「モデルチェンジ」の一戦に臨む。今日16日の第500回ダイナミックグローブ(東京・後楽園ホール)の56・2キロ契約10回戦で、元IBA世界フェザー級王者アルベルト・ゴンザレス(29=メキシコ)と対戦。15日、都内での前日計量をリミットで一発クリアした下田は「再び世界で戦うことを考えて練習してきた。新しい自分の姿をお見せしたい」。

 昨年7月の初防衛戦では優勢に戦いながら、7回に左フックをあごに食らってKO負け。王座陥落を機に「技術的なことを考えるようになった」という。ただ倒しに行くのではなく、相手との距離感や試合の組み立てを意識した“クレバーな戦い”を再起2戦目のテーマに設定。「打たれずに打つ。しっかり(記念興行に)花を添えたい」と誓った。