ファイトマネー約53億円のメガファイトが14日(日本時間15日)、米ラスベガスで開催される。WBA世界スーパーウエルター級スーパー王者のフロイド・メイウェザー(36=米国)とWBA・WBC世界同級統一王者サウル・アルバレス(23=メキシコ)による王座統一戦(契約体重152ポンド=約68・9キロ)の前日計量は13日(同14日)、同地のMGMグランドガーデン・アリーナで開催。メイウェザーは150・5ポンド(約68・2キロ)、アルバレスはリミット152ポンドでクリアした。

 ファイトマネーは4150万ドル(約41億5000万円)のメイウェザーに対し、同日にはアルバレスが1200万ドル(約12億円)の報酬を手にすることが分かった。両者合わせると5350万ドル(約53億5000万円)というビッグマネーに膨れあがった。計量クリア後、メイウェザーは「リラックスして過ごすさ。能力があり、頭を使う方が勝つんだ」とガムをかみながら余裕の笑み。若き天才と呼ばれるアルバレスも「メキシコ人のプライドを持って戦う。この試合をやるために生まれてきたんだ」と自信の表情を浮かべた。

 計量にもかかわらず、会場には約1万2000人のファンが詰めかけた。PPV中継も人気で、現地放送するショータイムが通常の60ドル(約6000円)から今回に限って75ドル(約7500円)と過去最高の視聴額に設定されるなど、注目度は高まっている。