団体統一戦は大みそか!?

 昨年大みそかのダブル世界戦で、ともに防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(34=ワタナベ)とWBC世界同級王者・三浦隆司(29=帝拳)が2日、都内で会見。2人による団体統一戦についてワタナベジム渡辺会長は、認定団体から課される指名試合をクリアした後になるとの見通しを示し「大みそかかな」と提案した。

 内山は12年大みそか以来、約1年間、指名試合を消化していない。三浦は昨年4月に王座奪取後、同8月に当時、同級1位だったトンプソン(メキシコ)にV1戦で判定勝ちしたが、帝拳ジムの本田会長によれば指名試合ではなかったという。指名試合は王座の権威を守るため、認定団体が1年間をめどにランク1位、または暫定王者との対戦を指令する防衛戦。2人とも4~5月に指名試合を乗り越えれば夏以降に統一戦が実現しそうだ。帝拳ジム浜田代表も「WBCに相談してクリアできれば」との姿勢をみせた。

 実現すれば11年1月以来の再戦。前回、8回終了TKOで勝利した内山は「三浦選手はすごく評価が高い。機会があれば、ぜひ」と言えば、三浦も「1度負けている。リベンジしたい」と意気込んだ。内山は1カ月、三浦は2カ月のオフを取った後、次回防衛戦に向けて始動する。【藤中栄二】

 ◆指名試合

 王者に対して義務づけられる防衛戦。認定団体が挑戦者を指名することから指名試合と呼ばれるようになった。王者が王座保持のため、ランク下位の挑戦者ばかりと防衛戦を続けることを防ぎ、王座の権威を守る意味がある。主にランキング1位や暫定王者との対戦を命じる。王者陣営の事情にもよるが、指名から対戦実現までの期間はおおよそ1年前後。