<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・大田区総合体育館

 日本最速プロ6戦目での世界挑戦となったWBC世界ライトフライ級4位・井上尚弥(20=大橋)が、5度目の防衛を狙う同級王者アドリアン・エルナンデス(28=メキシコ)を相手に、6回2分54秒のTKO勝ちした。

 5度目の防衛に失敗したエルナンデスは「非常にタフな試合だった。偉大なチャンピオンだと思う」と井上をたたえた。普段は前に出る試合が多かったが、リングを広く使ってパンチを食わない作戦をとった。「生きのいいボクサー。速さがあって上手にパンチを外す選手。左フックが一番効いた」と完敗を認めた。