前WBC世界フライ級王者の亀田興毅(23=亀田)が、将来的なバンタム級(上限53・5キロ)進出を初めて口にした。24日、大阪市内で会見。弟大毅(21)井岡一翔(21)とともに出場する7月25日の「トリプル世界前哨戦」での相手が、4度世界挑戦経験のあるセシリオ・サントス(31=メキシコ)と発表した。

 興毅は既にスーパーフライ級(上限52・1キロ)転向を表明。今回も同級でリングに上がるが「どんどん体が大きくなってる。ゆくゆくは(もう1階級上の)バンタム級にも足を踏み入れたい」と、世界4階級制覇の野望を打ち明けた。「まずは初めてのスーパーフライでしっかりせなあかん。やっぱり亀田は強いと思わせる試合をしたい」。

 大毅の相手もメキシコのロセンド・ベガ(32)。井岡は、フィリピンのライトフライ級6位アルバート・アルコイ(25)と対戦し、世界戦に備える。【大池和幸】