レバンナ秘策「ジャンピングパンチ」※画像クリックで拡大表示

 K-1の番長ジェロム・レバンナ(34=フランス)が、崔洪万(27=韓国)戦へ向けて秘策を完成させた。K-1

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 GP決勝大会(8日、横浜アリーナ)の個別会見が6日都内で行われ、準々決勝で崔洪万と再戦するレバンナは「ジャンピングパンチ」での巨人狩りを誓った。昨年のWGP開幕戦(大阪)では延長の末に判定で崔を下しており、2度目の対戦はKO決着を目指す。

 今すぐにでも崔洪万と戦いそうな勢いだった。レバンナが鼻の穴を膨らませて言った。「練習パートナーにL字形の台に乗ってもらい、そこからパンチを受けた。オレもパンチを出したが、なかなかうまくいかない。でも朝、昼、晩とやるうちにジャンピングパンチが当たるようになったんだ」。新たな必殺パンチに自信をみなぎらせた。

 218センチの崔に対し、レバンナは188センチ。身長差は約30センチもある。真上にある崔の顔めがけてジャンプをすることで、パンチはよりダイナミックに、そしてパワフルになった。「オレは日本へ脇役をやりに行くんじゃない」。そのために身につけた打倒崔の秘策だった。

 9月の公開抽選で崔が自分との対戦を選択したことも発奮材料になった。「オレのイメージはボウリングだ。最初の一撃でガーンと倒し、あとはなだれ込むように倒すだけだ」。WGPのタイトルと無縁だった男の大爆発を予感させた。【井上真】[2007年12月7日8時34分

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