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桜庭が7年ぶり船木を6分で破壊/K-1
<K-1 Dynamite!!>◇12月31日◇京セラドーム大阪◇観衆4万7918人
桜庭和志(38=チーム桜畑)が伝説レスラー対決に快勝した。メーンイベントで7年ぶりに復帰した船木誠勝(38)と対戦。1回6分25秒に、右腕を取り羽根折り腕固めで勝利した。ちょうど1年前のDynamite!!では秋山成勲(32)と対戦するも、相手がクリームを塗って試合に臨む反則行為のため無効試合となっていた。忌まわしい過去を振り切り、格闘界を再び盛り上げることを誓った。
1年前の大阪で受けた屈辱を、格闘家桜庭は会心の勝利で晴らした。6分すぎ、じわりじわりと船木に体を密着させると、少しずつ船木の右腕を締め上げていく。6分25秒、船木のガードが外れると、すぐにタップ。直後、桜庭は船木をいたわるように抱き起こし、健闘をたたえ合った。
「大丈夫ですか?」と心配する桜庭に船木は「ちょっと痛めた」と答え、桜庭は「すんません」と言葉をかけた。「お互い年だけど頑張りましょう」と、マウスピースをはめながら笑顔での会話だった。「滑るよ」と顔を腫らして激高していた06年とは正反対の姿だった。
試合後、桜庭は1年前の秋山戦のことが頭にあったかと聞かれると「全然ない。今日はさっぱり終われて…。気持ちのいい試合ができた」と、正々堂々と戦い終えたことに満足していた。また、試合前は船木の情報がなく不安を口にしていたが、実際に戦った船木の印象については「7年ぶりの割にはうまくてびっくりした。焦った。想像以上だった」と褒めた。
桜庭にとって、この大みそかは特別な思いがあった。1年前の秋山戦で禍根を残したことが、格闘界の暗いニュースとして常にファン心理に暗い影を落としてきた。桜庭は被害者だったが、当事者として何とかその暗いムードを断ち切ろうとしていた。
試合直前の公開練習では養成ギプスを装着して明るく振る舞った。そんな桜庭に船木も大人の対応で付き合い、今年のDynamite!!は本来のお祭りムードで始まった。試合後は養成ギプス効果を聞かれて、待ってましたとばかりに答えた。「体が軽かったです」。
これで、08年はヒクソン戦がぐっと現実味を帯びてきた。谷川EPも「実現させてあげたい」と、桜庭VSヒクソンに全力で取り組む考えを示した。桜庭も望むところだ。「1度は試合をしてみたい」。いよいよ夢のカードが実現に向けて動きだす。【井上真】
[2008年1月1日8時49分 紙面から]
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