内藤が川嶋の健闘たたえる/ボクシング※画像クリックで拡大表示<プロボクシング:WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇横浜文化体育館◇観衆5000人

 元WBC世界スーパーフライ級王者の川嶋勝重(33=大橋)が、王座返り咲きに失敗し、現役引退を表明した。WBA同級王者アレクサンデル・ムニョス(28=ベネズエラ)に序盤から打撃戦を挑み、左右フックや左ボディーブローで追い込む場面もあったが、有効打で上回った王者に0-3の判定負け。試合後のリング上で引退を発表した。川嶋は32勝(21KO)7敗、2度目の防衛に成功したムニョスは32勝(27KO)2敗。

 テレビのゲスト解説を務めたWBC世界フライ級王者の内藤大助(33=宮田)は、同年代の川嶋の健闘をたたえた。試合後に控室を訪れ「いい試合だった。面白かった。オレの試合が終わったら、一杯やろう」と握手した。自身の採点では2点差で川嶋の勝ちだったという。「でも微妙なラウンドが多かったし仕方ない。30歳を過ぎた2人で盛り上げていきたかった。負けたら引退するとは思っていた。僕だって負けたら引退といつも考えますから」と残念そうだった。[2008年1月15日8時43分

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