大相撲の貴乃花一門の後援会が発足し3日、大阪ヒルトンホテルで「貴乃花一門後援会 設立・激励会」が開かれた。

 部屋単位ではなく、一門としての後援会設立は珍しく、会には約1600人の各部屋関係者、後援者らが集まった。一門の貴乃花(元横綱)、阿武松(元関脇益荒雄)、大嶽(元十両大竜)、立浪(元小結旭豊)の各部屋の親方、関取衆はもちろん、一門の枠を超えて錣山(元関脇寺尾)、湊(元前頭湊富士)、時津風(元前頭時津海)の時津風一門の師匠や関取衆も「貴乃花グループ」としてアナウンスされて参加。平幕の逸ノ城(21=湊)も出席した。

 来賓あいさつでは、日本サッカー協会顧問の釜本邦茂氏(70)も登壇。鹿児島の最福寺・池口恵観法主(78)が乾杯の音頭をとった。プロ野球元オリックス監督の岡田彰布氏(57)、阪神の中村勝広GM(65)も列席した。

 一門の枠を超え「貴乃花グループ」として出席した錣山親方は「私は(貴乃花)一門ではありません。ただ志を一緒にして行動しています。これからも貴乃花親方をフォローして、協会が良くなるように頑張ります」とあいさつ。最後に、貴乃花一門の総帥として貴乃花親方が「今日は一門、ならびにグループの応援に、たくさんの皆さんに駆けつけていただき、本当にありがとうございました」と、あいさつした。