照ノ富士と逸ノ城のモンゴル出身ホープ同士の対決は、先場所に続いて水入りとなった。

 同じ顔合わせで2場所連続の水入りは平成以降で初めてで、極めて珍しい。

 2場所連続の引き分けは1955年の初、春場所で若ノ花-出羽錦が記録している。

 土俵下で見守った藤島審判長(元大関武双山)の目には「お互いに出られないし、攻めきれなかった」と消極的な闘いに映った様子。敗れた逸ノ城は風呂から出ても肩で息をして「先場所も重かったけど、重い。(両腕が)パンパン」と漏らした。