大相撲の横綱鶴竜(29=井筒)は4日、名古屋市天白区の二所ノ関部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、2場所連続全休の原因となった左肩について「95%以上、OK。少々痛くても、出ます」と名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)への出場を明言した。

 この日は稀勢の里(29=田子ノ浦)琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)と胸を合わせ、久しぶりに大関と相撲を取った。最初は動きが鈍かったが、徐々に切れ味を増して計9勝7敗。

 「やっていくうちに体が反応してきた。体の動きはいい。ただ、もう少しどっしり感が欲しいかな。稽古して体が慣れていけばいい」と、手応えを感じていた。

 3場所ぶりの出場は重圧も懸かるが「2桁以上は勝たないと。だからといって、ちっちゃくならず、久しぶりの相撲、場所を楽しめてやれればいい」と自身に言い聞かせた。