大相撲の高砂一門は18日、東京都内で会合を開き、初場所後に予定されている日本相撲協会の役員候補選挙へ向け、八角理事長(元横綱北勝海)と理事経験者の九重親方(元横綱千代の富士)の2人を理事候補として擁立することを決めた。

 これで6つの一門から理事の定員10人(外部理事を除く)を上回る11人以上が立候補する見通しとなり、理事候補選挙は2010年から4期連続の投票となることが確実となった。既に出羽海一門は4人、二所ノ関一門が2人の擁立を決め、貴乃花、時津風、伊勢ケ浜の各一門からは少なくとも1人は出馬の予定。

 役員改選は2年に1度実施される。高砂一門会の出席者によると、前回で協会ナンバー2の事業部長でありながら落選した九重親方が席上「出させていただきたい」と表明した。高砂一門には2人が当選できる票数がないため、他の一門と連携する方針を確認した。