横綱白鵬(31=宮城野)が、3敗を守った。大関豪栄道(30)を、自身9年ぶりの決まり手となる腰砕けで下し、10勝目を挙げた。14日目は優勝争い生き残りを懸けて、同じ3敗の大関稀勢の里(30)と対戦する。

 立ち合いで豪栄道の額に右手をかざした直後、右に動いた相手が崩れ落ちた。決まり手は自身2度目の腰砕け。横綱1場所目の07年名古屋11日目安馬(現日馬富士)戦以来の珍手に「いつぶりなの?」と逆取材した。右足親指を負傷し万全ではないが3敗を死守。稀勢の里戦へ「どうってことない。いい相撲を取りたい」と話した。