横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が4場所8度目の優勝を飾った。白鵬(31=宮城野)との横綱対決を寄り切りで制し2敗を守った。

 3敗で追っていた大関稀勢の里(30=田子ノ浦)、前頭10枚目貴ノ岩(26=貴乃花)がともに勝っていた。日馬富士が敗れれば優勝を決めるともえ戦にもつれ込む状況だったが、ここ一番で強さを見せつけた。

 賜杯を手にした日馬富士は「素直にうれしいです。悔いのない相撲を取ることだけを考えて真っ向勝負できました」。名古屋場所では3度目となる優勝。笑みを浮かべながら「縁起の良い名古屋場所なので、僕は名古屋の人が大好きです」と話した。