左膝痛で横綱審議委員会の稽古総見を欠席し、秋場所への影響も懸念される大相撲の横綱白鵬について、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は2日、「いつも万全ということはない。苦しみながらも出ている姿をファンは期待している」と出場を望んだ。

 白鵬はこの日を含め、番付発表後の稽古を休む異例の状況が続いている。理事長は「まだ日にちはある。ここから調整してほしい」と求めた。

 白鵬の師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)によると、稽古ができないほどの痛みを訴えるのは入門後初めて。回復具合を見定めて、秋場所に出場するかどうかを判断するというが、宮城野親方は「ずっと休んでいて、すぐに相撲を取れるかどうか」と不安も示した。