大相撲初場所で大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が14日目に優勝を決めたことを受け、横綱昇進を預かる審判部の二所ノ関部長(元大関若嶋津)は千秋楽の22日、白鵬戦の勝ち負けにかかわらず横綱昇進に相当すると判断し、八角理事長(元横綱北勝海)に、場所後の臨時理事会招集を要請することを明かした。

 審判部で話し合った二所ノ関部長は「もう(昇進で)いいんじゃないかと。若い親方から、上げてくれと言っていた。誰も物言いはつけなかった」と話し、審判部の総意で、稀勢の里が横綱昇進に相当すると判断した。