稀勢の里と同じ田子ノ浦部屋の小結高安(26)は堂々の11勝目を手にし、敢闘賞を受賞した。

 人気者の遠藤を土俵際ではたき込み「最後の相撲に勝てて良かった」と一息ついた。

 稀勢の里は同じ茨城県出身で四つ年上。優勝パレードでは旗手を務め「自分が優勝したみたいにうれしかった」。

 2場所ぶりの2桁白星で4度目の敢闘賞に輝いた高安は「自分にも(優勝)できるという気持ちを持ってやる」と先輩の背中を追いかける。