日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で評議員会を開き、会合後に元文部科学副大臣の池坊保子議長が新横綱稀勢の里への大きな期待を口にした。「器は人を変える。横綱になって器にふさわしい風格も自信も出て、取りこぼしもしないと思う」と述べた。

 本場所もたびたび観戦する池坊議長は、1月27日の奉納土俵入りを見守った。昭和以降7番目の年長となる30歳6カ月で昇進した稀勢の里に「人にはそれぞれの旬がある。彼は今が旬。これから横綱の旬を生きていく」とエールを送った。