大相撲の人気力士、幕内勢(30=伊勢ノ海)が24日、「若狭の梅パワー」での奮起を誓った。

 大阪・交野市出身の勢は、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)に備えて23日に大阪入り。1月の初場所は西前頭3枚目で8勝7敗と勝ち越し、上位陣と総当たりする番付で、ご当所場所を迎えることは確実だ。

 大事な地元場所を前に、うれしい任命も受けた。18日に母方の祖母の故郷、福井・若狭町のふるさと大使に委嘱された。「若狭は梅が有名で、おいしいんです。僕も梅酒が大好きです」と早速、若狭町の名産でもある「福井梅」をアピール。春場所中も同町から応援団が駆けつける予定で「やるからには勝ち越したい」と闘志を燃やした。