横綱白鵬(31=宮城野)が26日、京都市内の上賀茂神社で約2000人の観衆の前で土俵入りを行った。

 77年前の1940年に憧れの双葉山も土俵入りした同神社で、力強い姿を披露し「大変な緊張感とうれしさがあった」と感激の面持ちだった。

 味の素ゼネラルフーヅ社が、同神社内の境内を流れる神山湧水(こうやまゆうすい)を生かすように作った「神山湧水珈琲」も試飲し「私も毎朝、コーヒーを飲むんです。集中力が出ますから」と、ルーティンを明かした。

 新横綱の稀勢の里については「ずっと大関でウロチョロしていた」と言って笑いを取りつつ「早く(横綱に)なってもらいたいと思っていた」と打ち明けた。

 5場所ぶり38回目の優勝を狙う春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けて「天皇賜杯を抱いている姿を見せられれば」と気持ちを引き締めていた。