遠藤は春場所で優勝争いを演じた照ノ富士を破って、新三役へ好スタートを切った。

 懐に飛び込んでもろ差して、小手投げで振り回されたが、我慢して体を残して寄り切った。「相手の方が体が大きいので下がると体力負けする。臆せずに下から下から攻められた。最後まで取り切れて良かった」と自分より35キロも重い相手からの勝利に口も滑らかだった。